アニサキスはサバやイワシ、アジ、サンマ、カツオにいる寄生虫です。
生きたアニサキスを摂取すると、十数時間後に激しい腹痛に襲われます。これは、生きたアニサキスが胃に入り込むことで症状がでます。
一方で死んだアニサキス（死菌）が悪さをすることもあります。アニサキスは冷凍（マイナス20℃以下で24時間以上）または加熱（60℃以上で1分以上）することで死滅します。アニサキスの死菌を摂取することで、食後数時間以内に蕁麻疹や腹痛などのアレルギー反応が出ることがあります。重篤な場合、意識を失ったり息が苦しくなりアナフィラキシー症状を呈することもあります。
このような場合は、すぐに病院を受診し抗アレルギー薬やステロイドを使用する必要があります。
アニサキスは、酢漬けや塩漬けでは死滅しないため、注意が必要ですね。
